このお茶は農薬も化学肥料も使わず 山に生えている自然のお茶の木を 八月まで摘まないで 完熟させて摘み取った 一番茶 です。
普通は新芽を2~3回摘み取り、煎茶や玉露などの高級茶を作ります。 そのあとに摘み取ったのが普通の番茶です。
「薬膳山茶」は新芽を摘み取らず、一番暑い夏に摘み取って鉄釜で煮て
その煮汁を如露でかけながら土曜の暑い間に干し、それをむしろに包んで発酵させます。
また、このお茶に含まれるビタミンCは煮ても壊れない性質を持っています。
強い太陽の日差しの恵みを受けた夏場の山茶は 煎茶 抹茶 ほうじ茶 などの8種類のお茶の中でも
極めて特色の強いお茶であると 静岡大学の研究での立証されています。
古くから 薬用として使われていた「薬膳山茶」ですが、大変な労力と 特殊な自然環境を必要とし
現在高齢者が作っていて 後継者はいません。
品種改良をしていない 百年以上自生しているお茶は 風雨や干ばつにも強く その生命力は 茶園の栽培物とは 全く 比較になりません。
「薬膳山茶」は 自然界の恵みを人が手をかけて茶葉に包みこんだ、自然の息吹 鼓動を感じることができるお茶です。